ふとしたことで大学時代にお世話になっていた先生の書籍を目にしました。
卒後、国家試験も受かってまだ歯科医師としてはペーペーの時に
色々教わった先生です。
先生、随分偉くなったなあと思いつつも当時の会話を思い出しました。
「先生、この歯の神経の治療ですが、自分には難しそうです」
「渡辺、やる前から出来ないと言うな、けど、その慎重さは大事だよ」
「けれど、やらないと上手にならないですよね」
「患者さんは練習台ではない、自分でその処置を誰にも迷惑かけずにやろうと
思うならもっと努力してしっかり学べよ、そして努力しても出来ない治療は
「自分には出来ない」と恥ずかしがらずに言える歯科医師になる事も重要なんだよ」
今でも時々思い出す。
この治療は自分でちゃんと出来る治療であるのか。
もっと詳しい先生に相談すれば出来る治療であるのか。
それとも、今の自分では決して出来ない治療であるのか。
歯科医師になって数年たつが、日々の臨床でその見極めが本当に重要であると思う。
先生の書籍を目にして、もっともっと勉強して患者さんに満足いく治療をしなくては
いけないなあとふと懐かしく思いました。
そんなたわいも無いお話でした。